« March 2006 | Main | August 2006 »

2006.06.24

西地中海クルーズ道中記(14)

エクスカージョン 羊飼いの誘導で

 船は、たいてい夜間に航行し、朝方観光地の港に着岸、夕刻出港します。
 その間に「エクスカージョン」があります。
 これは別途料金で、6000円から9000円とかなり高いのです。
 一つの寄港地についていくつものコースがあります。ナポリだけでも「市内観光」「ベスビオス火山」「ポンペイ」「ソレント半島」「カプリ島」など、6コースくらいありました。
 しかも、それぞれが「イタリア語組」「英語組」「フランス語組」「ドイツ語組」「イペイン語組」などに分かれています。

 乗客の半分が参加すると2000人近くの人が一度に下船することになります。「どうやって、この大勢のお客さんを短時間で混乱なく、目的の観光バスに乗せることができるか」そこに関心がありました。それが実に上手くできているのです。きっと長年クルーズを運営しているうちに積み上げてきたノウハウなのでしょう。
 それと、もう一つ。彼らの祖先は羊飼いであった。だから「子羊の群れ」を誘導して柵に追い込むのは得意技なのでしょう。
 たとえばーーー
 「カプリ島をフランス語のガイドと観光する人は、8時に3階の劇場脇に集まってください」「ポンペイにいくスペイン語組は、8時10分に4階キオスク前に」などと少し時間と場所を変えて集合させます。チケットと名簿をチェックすると胸の決まった場所にステッカーを貼り付けてくれます(お客さんに貼らせるとめいめい勝手なところに貼り付けるので識別が面倒になります)。行き先は色で表示、バスの号車番号がプリントされています。
 港には、何十台ものバスがズラッと並んで待っています。なかなか壮観です。地上の係員はそのステッカーを見て間違いないバスに案内します。

 ガイドさんはバスの号車番号の記してある白いおしゃもじ型の看板を掲げて先頭を歩きます。
 われら子羊はそれに従うわけです。

Shamoji

 
 (写真は「おしゃもじ」を持って説明をするガイドさん)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.06.23

西地中海クルーズ道中記(13)

「こどもと大人の保育園」

 「ショー」などの大イベントのほか、毎日、大人向け、子供向けのイベントがあります。
 いわくーーー

・「お料理教室(船のコックさんが先生)」、
・お絵かき会(無地のティーシャツに好きな絵を描きます)
・ビンゴ大会
・ダンス教室
・絵のオークション(5万円以上。「もって帰るのが大変では」といいますと係りの方は「いえ、包装してご自宅までお送りします」といっていました)

 しかし、ほとんど参加できず残念でした。
 なにしろ、船の生活は信じられないくらい多忙なのです。

 このほか、キッズコーナーでは、ボール遊びなどで子供たちを遊ばせていました。
 大人向けのエクスカージョンなどでは、イタリア語組、英語組 など 言葉で組み分けしていましたが、子供の世界には言葉の壁はないらしく、先生(インストラクター)がやって見せれば、それでオーケー。各国の子供が一緒に楽しそうにやっていました。大人って不便ですね。

Danse


 (写真はデッキでのダンス教室)



| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.06.22

西地中海クルーズ道中記(12)

「何でもあります 船の中」

 「今日は船内ツァーがあります」といわれてびっくりしましたが、巨大船のなかには何でもあります。

・食べるところとしてはーーー

 ダイニングルーム、バーのほかイタリアの船らしく「ピッツェリア」があります。

・遊び関係ではーーー

 大きなシアター(ショーなどのほか説明会等にも使います)、カードルーム、ディスコのほかカジノもあります(18才以上のみ。ネクタイ必要。なお、港に着岸しているときは、その国の法律に従いますので、国内で許可していないところでは閉鎖します)、ゲームセンター

・真面目派にはーーー

 図書室、礼拝堂(神父さん常駐)、インターネット・コーナー(有料)

・体育会系にはーーー

 プール、ジョギングトラック、テニスコート、卓球台、フィットネスセンター、

・リラックス派にはーーー

 スパ、ジャグジー、エステ、美容院

・いざというときにはーーーー

 「診療所」「薬局」があります。「診療所」にはシップ・ドクターが常駐しておられます。ちなみに診察料は35ユーロのよし。時間外、キャビンへの往診(?)には別料金を申し受ける、とありました。

・お買物派にはーーー

 ショップ、キオスク、フォトショップ(専門のカメラマンが勝手に写真を撮ってびっくりするほど高額で売っている。もちろん、買わなくても可)

Reihaido


 (写真は「礼拝堂です)


| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.06.21

西地中海クルーズ道中記(11) 

ディナーを彩る「サプライズ」

 ディナーも終盤に近くなった頃、突然聞こえてくる「ケベラコーザ、ナユルナタエソーレ」と「オー・ソレミオ」の大合唱。 何事ならんーーーと辺りを見回しますと、これがこのクルーズの「売り」の「サプライズ」。
 そういえば、その晩は「イタリア」の夕べと称してしましたなぁ。パンもイタリア国旗風のデザインでした。

 ウエイターたちがお皿をテーブルに置くと歌いだすのです。 私のテーブル担当のウエイターはカウンター・テナーみたいな声で、マイクの代りにビール瓶を持って歌っていましたが結構歌える人でした。
 ただ、お国柄、コーラスとしては揃わないのです。100人がめいめいソロをやっているみたい。
 やがて、歌は「ボラレ」に変わり、一段とにぎやか。

 そしてダンスが始まります。
 ダンスといっても、女性はウエイターに勝手にひっぱりだされて、音楽に合わせて、引きずり回されたり、振りまわされたりするだけです。本人にはダンスをしているという認識があまりないのです。そして1秒程度「ギュッ」と抱きしめられて、手の甲に「チュウ」されて、元の席に連れて行かれる。それで「ハイッ。一丁おあがり」ってんで次の女性が引っ張り出される。ダンスが出来るか出来ないかは問題じゃなさそうです。
 この繰り返しですよ。
 彼らは「乗客の下船時のアンケート、あれ、勤務評定に響くんだ。あのオバサンの注文のロゼ、赤ワインと間違えちゃって文句を言っていたけど大丈夫かなぁ。せいぜいサービスして忘れてもらわなくっちゃ」なんて考えているのでしょうね。

Utautai2


 ま、盛り上がったところで「デザート」が運ばれてくるわけです。
 そして、大満足のお客さんが「お国」に帰って「ああ、イガッタ」と宣伝してくれれば言うことなしです。



| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.06.20

西地中海クルーズ道中記(10)

これが 日本食なのです

 朝食と昼食は、ビュフェ・スタイルの食事を楽しんでいました。
 ある朝ウエイターが「日本食も用意してあります」といいますので行ってみますと、ありました、ありました。「日本食コーナー」が。
 ただし、ただし、ですよ。
 ご飯(これは、まあまあよく炊けていました)、海苔、お醤油(深皿に入っていてスプーンが添えてあった)、目玉焼きーーー以上だけです。
 目玉焼きは大好きですが、これが日本食とは知らなんだ。  ま、いずれにしても「日本食の作れるコックさん不要」「特別な臭いのしないもの」が選定基準なのでしょう。

 お昼のビュッフェは種類が多い。
 ダイエット派向きから、あまり食欲のない人向けのものまで。

 一番びっくりしたのは、あちらさんたちの食欲。
 我々が、一食に1つか2ついただく こぶし大のパンを彼らは7つくらい食べます。それも一つを、2口くらいで食べてしまいます。
 あまりの食べっぷりにしばし見とれていました。
 
 もっとも、体格が違うのです。
 コニシキチャンみたいな人がごろごろしています。
 こういう方がジャグジー・バスなんかにお入りになりますと、お風呂の中で津波みたいなのが起きて半分くらいのお湯が流出します。

Shokugo2


 (写真は「ビュッフェ・ランチ」の豊富なデザート)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.06.19

西地中海クルーズ道中記(9) 

 ダイニングルームは劇場のよう

Cup3


 避難訓練から戻ってきますと、はや夕食のお時間。

 朝食はビュッフェ方式で、好きなお時間にお好きな場所で
 お昼はビュッフェ方式でもコース料理でもお好きな方を
となっていますが、夕食だけは時刻と場所が指定されています。

 (ビュッフェ方式では写真のように食器もカジュアルなものを使用しています)

 夕食は二交代で、金融機関に勤めていた現役時代を思い出しました。早番(ファースト・シッティング)は7時から、遅番(セカンド・シッティング)は9時からです。幸い我々は早番でした。
 南欧の人たちは普段も夕食が遅いので遅番の方がいいのかもしれませんね。

 大食堂は2つあり、ラファエロの間、ミケランジェロの間と、それぞれご大層な名前がついています。どちらも、中央部が吹き抜けになっていてまるで劇場のような雰囲気です。
 指定の時間に行って見ますと、我々の席の周りは東洋系の人が多い。
 テーブルなどのインテリアの趣味も悪くありません。
 欲を言えば、テーブルの詰め込みすぎ、もう少しゆとりがほしかった。椅子の後ろは辛うじてウエイターが通れる程度の空間しかありませんでした。

 指定されたテーブルには日本の方が2組4人、すでに座っておられました。
 大体同年代のカップルでそれぞれ旅なれておられるようです。どちらもいい方でしたので、その後の食卓が楽しみになりました。

Costa_dinning

 (写真は、ダイニング・ルーム「ミケランジェロの間」)

 イタリア料理が主体ですが、完全なフルコースディナーです。
 アミュゼ、前菜、スープ、パスタ、メイン、サラダ、デザートと続きます。
 もちろん、すべていただくのが本式ですが一皿の分量が多すぎて日本人にはとても食べきれません。そこで「今日はパスタは飛ばす」「パスタをいただく日はメインをパスする」など適当に調整していました。
 お味のほうもなかなかいけましたよ。
 初日は、コンソメ、サーモンの香草焼き、アスパラガスのサラダ、赤ピーマンの詰め物、ジェラートを。ワインはロゼにしました。グラスワインは4ユーロくらいですから、日本のレストランと変わりません。
 楽しいのはウエイターたちが陽気で雰囲気を盛り上げていたこと。これだけは日本のレストランの真似できないところです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.06.18

西地中海クルーズ道中記(8)

Costa_cards

 カードでハイテク管理も

 新造船だけに、お客管理もそれなりにハイテクされていました。
 乗船時に渡される「Costa Card」は、なかなかの優れもの。

 ドアー・キー、お部屋のキャッシュボックスのキーであるばかりでなく、寄港地での下船・乗船時の記録もこれで行います。すなわち、カードを通すだけで「何時何分、誰だれが下船した」という記録がバッチリ残る仕組みです。出航前に、下船記録と乗船記録を照合すれば「誰が乗り遅れているか」が直ちにわかる仕組みです。

 また、船内では一切現金が使えない仕組みになっています。 船内のキオスクで絵葉書1枚買うのだってこのカードで「ツケ」で買います。
 お買物だけでなく、食事のときに注文したお酒類(食事は何をいくら食べても船賃に組み込まれていて無料ですがお酒は船側からの「おごり」でない分、すなわち自分が注文した分は有料です)の支払いもこのカードで済ませますし、インターネットを使うときもこのカードを差し込まないとパソコンが動かない仕組みになっています。

 カードは船客のクレジットカード(VISA  Masterなど)と連動していますから下船時には請求一覧をチェックするだけで、あとは自分のクレジット会社から一括して請求が来るのを待つだけです。

 船内で現金を使わせないというのは、いろいろな意味でのトラブル防止にもなるし、手間を省くという意味もあるのでしょうね。



| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.06.17

西地中海クルーズ道中記(7)

 ああ、忙しい

 やっと、キャビンに落ち着いて「やれやれ、少しお昼寝しようか」と思っているとオネエサンがやってきました。色の浅黒いスリムな娘さん。しっかり者のようです。「私、この部屋担当のメイドのカーラ。出身はペルーです。まずはキャビンの案内をさせていただきます。これからも何かあったら声をかけてくださいね。なお、4時半からエバァキュエーション・ドリルがあります。戸棚に入っているライフジャケットを着て指定の避難場所に行ってください。はい、全員、一人残らず参加しなくてはなりません」とやや巻き舌ですがきれいな英語でいって出て行きました。

 昼寝なんかしている場合ではありません。さっそくライフジャケットを着て指定された「G」デッキに行きました。ライフジャケットを着たまま、向こうが霞むくらい長いデッキに縦10列に並ばされます。(人数確認がしやすいからでしょう)。3000人を越す人が黄色いライフジャケットを着て整列したところはまさに壮観です。子供もお年よりもいます。
 そしてクルーから一人ひとり着衣の指導を受けます。私の場合、腰紐の縛り方で注意がありました。結んだ後、紐の端を長くたらしておかないようにと。救命胴衣の着方は飛行機で「見た」経験は何度かありますが「着た」ことはありません。川船の場合も一応実地の説明はありましたが「着る」練習はしていません。
 このあと、ライトのつけ方、ホイッスルの使い方など細かく指導を受けやっと解散です。この訓練が役に立たないことを祈りつつキャビンに戻りました。

 (写真は船内新聞。一日の予定などが細かく書いてあります。今回は特別「日本語版」が用意されていました)

1094

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.06.16

西地中海クルーズ道中記(6)

 地図を片手に 長い廊下を

 コンパスの長い案内係のオニイサンを追いかけながら、エレベーターを降り、うんざりするほど長い廊下(廊下の端から眺めると先か霞んで見えるくらい長い廊下です。多分、250メートルはあるでしょう)を歩いてやっとキャビンに着きました。
 キャビンは16平方メートルくらいあってベッド2つに、大きなソファー(ベッド転用可)、戸棚が2つ。洗面所には風呂桶こそないもののシャワーもあります。もちろん、テレビ、冷蔵庫もあります。窓からは海も見られます(ただし窓は開かない)―――ま、星3つのホテルくらいの設備はあり、我々は大満足でした。

 ちなみに、この船、全長272メートル、客室1358室、乗客数3470名となっています。
 シーズン中はほぼ満室とのことです。

 全体としてはーーー

 地下は乗組員用、倉庫、機械室など
 0階は、諸設備・診療所・薬局など
 1階、2階は低層階・客室(早く言えば安い部屋) 
 ---ちなみに我々の部屋は2階。
 3、4、5階は、オフイス、食堂、バー、カジノ、キオスクなどの諸施設
 6、7、8階は、中層階客室
 9、10、11階は、船首が客室(スイート)、船尾はデッキ・プールなど

 なにしろ、横浜の「そごう」がそのまま海に浮かんでいるような状況ですから、食堂に行くのにも船内案内の地図をたよりに行かなくてはなりません。何回も道に迷ってスタッフに助けてもらいました。しかも、ちょっとボールペン買いに行って帰ってくるだけで800メートルは歩くことになりますから1日、船内をうろうろしていると、それだけで3-4キロは歩くことになります。まず運動不足になる心配はありません。

Rouka


(写真は、向こうが霞んで見えない長い廊下)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.06.15

西地中海クルーズ道中記(5)

 不安な乗船手続き

 何度か船旅はしていますが、今までは小さな川船ばかり。こんな巨大船の乗るのははじめてで手続きの手順なども良く分からず少し心配でした。
 なにしろ、イタリア・ジェノバのサボナ港を午後5時に出航というのに、乗船案内には午後1時までにきてほしいと書いてあるのです。

 パリ経由、フランスのニースまで飛行機。ここから列車でサボナの駅に着き、タクシーで波止場まで行きました。 タクシーのウンチャンに一言「コスタ」といいますとすぐ分かりました。駅を過ぎて少しすると写真でみた巨大船が見えてきました。10分も走るとタクシーはターミナルビルと称する建物の前で止まりました。こういう船の場合、飛行機と同じでターミナルビルの中でチェックイン手続きをして、それから乗船するのですね。知らなんだぁ。

 タクシーが止まると、すぐ、ビルの中から制服のオネエサンが出てきて、乗船券をみて、荷物に部屋番号のタグをつけ「11番」と書いた番号札をくれました。「荷物は、このままキャビンにお届けします。この番号札を持ってターミナルビルの二階で待っていてください」と達者な英語にのたもうた。
 
 いつもの旅はリュックサックだけなのですが、今回は気取ってスーツケースなんか持ってきているのです。

 ターミナルビルはトロピカル調の明るい建物。すでにベンチはほとんどいっぱいでした。
 さて、なかなか、この番号が読み上げられない。読み上げられたらどうすればいいのかも良く分からないまま、不安な気持ちで1時間以上も待ちました。「11番の方はどうぞ」とのアナウンスがあり、やっとのことで乗船手続きが始まります。  「乗船券の確認」「パスポートチェック」を済ませると、今度はハイジャック(この場合は「シージャック」でしょうか)の検査があり、やっと船へと案内されたのは午後三時過ぎでした。
 Tatemono
(写真はターミナルビルです)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.06.14

西地中海クルーズ道中記(4)

船旅に関する誤解・その4

 タキシードがないと参加できない

 たしかに、船長主催の晩餐会などで、ドレスコード「フォーマル」「セミフォーマル」という晩もありました。
 でも、この船の場合「タキシード」を着た方は見かけませんでした。一応、普通のスーツ、会社の通勤着程度でした。女性は、もう色とりどり。そもそも「女性のフォーマルとは何か」というのはよく分からないそうです(民族衣装として、これがフォーマルです、といわれればそれまでとのこと)。
 精々、短パン・ティーシャツ・スニーカーは避ける程度の規制がある程度です。
 実をいいますと、ウエイターのほうが乗客より身なりがいいし、しかも「決まっている」というのが実情でした。

Jousen

船旅に関する誤解・その5 

 船酔いが心配

 夜中に「いま、船、動いているのかしら、停泊しているのかしら」と思うくらい揺れません。
 そもそも、10万トン以上の船はほとんど揺れない。しかも新造船のコスタ・フォーチュナの場合、スタビライザーなど最新式のものを装備していますから、まず船酔いの心配はありません。ご安心を。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.06.13

西地中海クルーズ道中記(3)

船旅に関する誤解・その2 

 乗客は年寄りばかり

 嘗て「クイーン・エリザベス二世号」には「海に浮かぶ老人ホーム」の別称があり、「飛鳥」の乗客も平均年齢は71才程度と聞かされていました。
 しかし、我々の船には、子連れ、若者、新婚さんも多く、各年代にまんべんなく散らばっていました。
 子連れで参加すると、ギッズコーナーみたいなところでスタッフのオネエサンが子供たちを遊ばせてくれます。その間、おかあさんはエステなんぞでのんびりしています。
 アチラの新婚さんは朝食の席でも盛大にイチャイチャするのです。まったく目のやり場に困ります。
 もちろん、バリアーフリーですから、車椅子に乗っておられる方も結構いらっしゃいます。

船旅に関する誤解・その3 

 乗客はヨーロッパ、アメリカの方が多い

 ある日の昼食のテーブルで同席のダンナから、結構なワインを振舞われました。しかも2杯ずつ。手振り身振りと、英語の片言を総動員してお話をうかがったところ、ブラジルのサンパウロから見えたとのこと。なんとブラジルからは、この船に250名も乗船しておられるとのこと。
 日本のメディアの報じるブラジルに関するニュースは、ギャング、ストリートチルドレンなど暗いニュースばかり。少しとまどいました。
 アジア勢は、台湾、韓国、(たまたま今回は中国のメインランドの方は少なかった)。そして日本勢はわずか6名でした。(今回は団体がドタキャンしたためとのこと)
 もちろん、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ各国のかたもたくさん。
 要するに、ほとんど、世界各国から集まっておられるのです。
 この辺が日本発着の「飛鳥」などと少し違います。

 クルーのほうも同様です。
 オフイサーにはイタリア人が多いのですが、食堂には、ブラジル、コロンビアなどの出身者が多いのです。私たちの部屋の担当のメイドさんはペルーの人。このほかフィリピーナなど世界各国から集まっています。

 なぜか、こういう接客業にはカソリック国の方が多いようです。あの笑顔は我々がどんなに修行を重ねても真似できないーーー天性のものなのですね。

Egao

| | Comments (0) | TrackBack (1)

2006.06.12

西地中海クルーズ道中記(2)

船旅に関する誤解・その1 船旅は高い

Entotsu_1


 「コスタフォーチュナ号」の場合、我々の乗った時期に早割りで申し込んだ場合、
 ツインルームの一人当たり、7泊8日分で


 ・ 低層階の海の見えない船室で120,000円くらい。
 ・ 我々の船室(なんとか海が見える)で160,000円くらい。
 ・ グランドスイートの場合は387,000円くらいです。

 なお、タイタニック号の時代と違い低層階であれ、スイートであれ、船内の施設利用(デッキ、娯楽施設、食堂など)はすべて平等です。
 
 この料金には3度の食事なども含まれています(実際には船のなかでは朝から晩までどこかの食堂が開いていて一日中食べ続けていることも可能です)。
 また船というのは海に浮かぶ「レジャーセンター(言い換えると「保育園」「デイケアーサービス」)といわれていますが、プール・ジャグジーバス・サウナ・テニスコート・卓球台などの利用料金も含まれています。このほか、ショーなどのイベント、ダンス・お歌・お絵かき、などの講習会にも無料で参加できます。

 別途料金を支払わなくてはならないのは下記程度です
  メイドさんなどへのチップ
  お酒代(自分で注文した分。船からのおごりは無料)
  オプショナルツァー代金
  美容院、マッサージ
  インターネット代金

 ただ、日本から参加する場合、ジェノバ往復の飛行機代が別途掛かります。(12-20万円くらい)

 これだけの料金で、極めて非日常的な8日間が過ごせるのですからけっして高いとはいえないーーーそう思いました。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.06.11

西地中海クルーズ道中記(1)

 はじめに

 「クルーズに行ってきました」といいますと「おおっ。それはすごい。お金持ちですね」といわれてしまいます。ところがクルーズはそんな高価なものではない、少し高めのパック旅行並みの料金で楽しめます。そしてクルーズは、期間中荷物を自分のキャビンに置きっぱなしにしておける、疲れた日・体調の悪い日はキャビンでゆっくり休養することができるなどシニア向きの旅行スタイルです。実はーーー

  Fune
愚兄モンチャンとともに、風薫る5月14より7泊8日の西地中海クルーズを楽しんできましたので、その道中記をアップさせていただきます。

 このクルーズを運営しているのはCOSTAというイタリアの会社。創業50年の老舗で、大型のクルーズ船を14艘も持っており、ヨーロッパじゃチト名前の知られた会社です。謳い文句は「イタリアン・スタイル・クルーズ」です。

 我々の乗った「コスタ・フォーチュナ」は
 ・100,500トンの巨大船。
 ・収容人員3500名(他にクルー1000名)ですが、ほとんど、どのクルーズも満室に近い状態のよしです。
 ・2003年就航のまだ新しい船です。
 ・4月23日から10月末まではフル創業。毎日曜午後出発でーーー 
  寄港地は、ジェノバ(イタリア)→ナポリ(イタリア)→パレルモ(イタリア)→チュニス(チュニジア)→マヨルカ島(スペイン)→バルセロナ(スペイン)→マルセイユ(フランス)と巡航し次の日曜午前にジェノバに戻ってきます。そして慌しく掃除をして同じ日の午後、新しいお客さんを乗せて出港するーーー
 てな具合です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« March 2006 | Main | August 2006 »