ぽるとがる・マイペース紀行 (3)
いざ、オビドスの城内へ
さっそく、城内に入ってみました。
城壁のなかは、長さ700メートル、幅は長いところで300メートルくらいです。
数箇所にゲートがあって自由に入れます。
狭いので、すぐ端から端へ行き着いてしまいます。
観光だけで生きている街ですから、サンタマリア教会などいくつかの観光スポットのほかは土産物屋とレストランです。
城壁の中は、白い壁と窓を飾る花々。オレンジ色の屋根で統一されています。
これが、抜けるような青空と五月の若葉に映えて、絵葉書以上に絵画的です。
土産物屋さんもそれぞれ、きれいに飾り付けられていて一軒、一軒が絵になっていています。見ていると楽しくなります。
しかし、観光地に見られがちな猥雑さはなく、比較的静かな観光地です。
まずはお昼です。
風変わりなレストランを探すのが趣味のマーチャンが「12月1日食堂」という名前のレストランに行きたいと言い出した。ところが、アバウト人間のマーチャンのこと、いつの間にか「9月1日食堂」と憶えこんでしまった。紋ちゃんがさがしてくれたのですが、これじゃあ、街の人に聞いても分かりっこないです。
散々探してやっと「12月1日食堂」を見つけて昼食。
ここは、子ども連れも多く、気取らない庶民的な大衆食堂―――即ち我々好み。
注文したのは、野菜ごった煮スープ、野菜サラダ、うずら豆と烏賊の煮込み、デザートにカスタードプリン(紋ちゃんはマンゴープリン)、飲み物は、紋ちゃんは赤ワイン、マーチャンはビール。
ポルトガル料理は日本ではポピュラーではありませんが、野菜、魚料理が多く、味付けもさっぱりしていて日本人のお口によく合います。ただ如何せん、分量は多いです。一皿ずつ注文して2人で分けてもまだ余るくらいです。
ところが隣のテーブルの7才くらいの坊やが、この大皿いっぱいのお料理を難なく平らげるのにびっくり。やっぱり胃袋のサイズが違うんですね。
お食事の後は、サンタマリア教会へ。
一見、こじんまりした地域の教会ですが、建物の原形は8世紀のもの。
そして1444年、わずか10歳の幼君アルフォンソ5世が8歳のチョー幼な妻と結婚式をあげた由緒あるお寺なのです。
内壁はアズレージョで飾られています。
さて、その「アズレージョ」ですがーーー
アズレージョは装飾タイルの一種で、白地にブルー系の柄というのが一番多いようです。
昔は、王宮や貴族の館などで使われていましたが、現在では、一般家庭やレストランなどの内装、外壁などで使われています。泊まったホテルでは、お手洗いの壁にまで使われていました。
語源に関しては「ポルトガル語で「青」色をアズール(AZUL)というから」という説と「アラブ語のモザイクを意味するアズレーシャ(Azuleycha)からきている」という説があるそうです。
ま、涼しげな青色の絵がひんやりとした白いタイルの壁に描かれているのを見ると、暑さを忘れられる、という生活の知恵なのでしょうね。
様々なアズレージョを眺めるのは、ポルトガル旅行の楽しみの一つなのです。
次は、メインゲートです。
城壁には、いくつかの出入り口がありますが、メインゲートは「ポルタ・ダ・ヴィラ」です。
ゲートは、ジグザクのトンネル形になっていますが、ドームの高いところに祭壇があって、ご多聞にもれず、ここも見事なアズレージョで飾られています。
写真はホテルの2階のアズレージョです。





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