東地中海は今日も青空 その17
コルフ(ケルキラ)島 西欧に戻ってきた気分
ギリシャ最後の寄港地は「コルフ島」です。
バルカン半島のアルバニアに、ほとんどくっついています。
そんなに乾燥していない、緑の美しい島です。建物などを見ているとギリシャの島というよりも西欧の島という感じがします。
無理もありません。場所がいいものですから、1400年ごろから、ベネツィアに支配されており、1815年からは英国の保護領となり、1864年にギリシャの一部になったものの、第一次大戦中にはフランスが一時期、軍事占領したーーーなど、欧州列強に代わる代わる支配されていた島なのですね。
我々は「アヒリオン宮殿」へ行くツァーに参加しました。この舌を噛みそうな名前は「アキレウス(アキレス)さん」に因んでつけられたとか。
「アヒリオン宮殿」はオーストリア皇后エリーザベトの別荘です。
エリザベート皇后。この方、宝塚でも時々とりあげられていますが。愛称、シシィ。 オーストリア・ハンガリー帝国の皇帝(兼国王)フランツ・ヨーゼフ1世の皇后。とんでもない人に見初められちゃったのです。我がままで自由奔放に暮らしていたシシィ。よくある話ですが、万事窮屈な宮廷の生活に耐えられず、ストレスが溜まるばかりでいつも体調不良を訴えていた。旅行と買物が大好き(そりゃ、女性はみんなそうですが)。
「何時までも美しくありたい(そりゃ、女性はみんなそうですが)」という気持ちの強い方で、60過ぎまで、実際お美しかった。 ダイエットやシェープアップに夢中になった(今では多くの女性の常識だそうですが)。ま、お生まれになったのが100年以上早すぎたのでしょう。さぞ、はたからいろいろ言われたことでしょう。
息子ルドルフ皇太子には自殺されるし、ご本人も殺されるしーーー幸せな生涯とは言いがたい一生を送られた方です。
それは、ともかく、このエリザベートさんの建てた別荘は半端なものじゃござんせん。
海を見下ろす緑豊かな立地条件といい、フィレンツェ風のルネッサンス様式の建物といい、豪華な内装といい、結構なお庭といい、申し分ないです。
私も、お庭から海を眺めながら、こんな別荘を持っていて、しかもお美しく、そして「不幸な」な方の「女の一生」を考えました。
ま、いずれにせよ、復調して、元気に参加したモンチャンと、大いにこのお屋敷の見物を楽しみました。
そして、思わずカメラのメモリーを減らしました。
帰路、旧市街の英国風の公園、新要塞などを歩き、土産物屋通りを冷やかして歩きました。
コルフ島、実はあまり期待していなかったのですが結構よかったですよ。
写真は、お庭からの眺めを楽しむモンチャン



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